「SECURITY ACTION」の宣言

　「SECURITY ACTION」は中小企業自らが、情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度です。安全・安心なIT社会を実現するために創設されました。内閣サイバーセキュリティセンター（NISC）が推進しており、個人や組織が自主的に取り組むための具体的な行動指針が示されています。

主な内容
重要性
取り組みのメリット
参加方法
SECURITY ACTION の具体的な例
まとめ

主な内容

意識: 情報セキュリティの重要性を理解し、常に意識する
対策: 基本的なセキュリティ対策を講じる
習慣: セキュリティ対策を習慣化する
確認: 情報の真偽を確認する
行動: 不審な点があれば行動を起こす

重要性

　近年、サイバー攻撃はますます巧妙化、高度化しており、個人や組織にとって大きな脅威となっています。SECURITY ACTION は、こうした脅威に対抗するために、国民一人ひとりが情報セキュリティ対策に取り組むことを促すものです。

取り組みのメリット

情報漏洩やサイバー攻撃の被害を防ぐ
個人情報の保護
企業の競争力向上
社会全体の安全安心の確保

参加方法

SECURITY ACTION のウェブサイト（https://www.ipa.go.jp/security/security-action/sa/index.html）で、行動指針や啓発資料を確認する
個人や組織で、取り組める行動を検討する
周囲の人にも呼びかけ、情報セキュリティ意識の向上を図る

SECURITY ACTION の具体的な例

意識:
- パスワードを定期的に変更する
- 不審なメールや添付ファイルを開かない
- 公共のWi-Fiを利用する際は、VPN接続を利用する
対策:
- セキュリティソフトを導入する
- OSやソフトウェアを最新の状態に保つ
- データのバックアップを取る
習慣:
- 二段階認証を設定する
- 生体認証を利用する
- 情報セキュリティに関するニュースや情報に注意を払う
確認:
- 送信者や内容を確認してからメールを開く
- 不審なリンクをクリックしない
- 情報源の信頼性を確認する
行動:
- 不審な点があれば、速やかに情報セキュリティ担当者に報告する
- 被害を受けた場合は、速やかに警察や関係機関に相談する

まとめ

SECURITY ACTION は、情報セキュリティ対策を強化するための重要な取り組みです。一人ひとりが意識を高め、行動することで、サイバー攻撃から身を守り、安全安心な社会を実現することができます。

　また、「IT導入補助金」、「事業承継・引継ぎ補助金」などの各種補助金や、地方自治体が行っている助成金などの申請要件等にも「自己宣言」が必要となっていますので、申請を予定している事業者は、早めの取得をオススメします。